ブッシュにだって、倫理のカケラは、ある。

北朝鮮をめぐる情勢が日に日に厳しさを増す中で、イラク攻撃に反対する国際世論が高まっていますね。イラクが、北朝鮮とイラクに対するアメリカの対応の違いについて、ダブルスタンダードだと批判していました。この主張、まことに正論ですよね。

イラクが査察団を受け入れて、大量破壊兵器がないことを示そうとしている一方で、北朝鮮は、核兵器開発、ミサイル実験まで臭わせて、アメリカの譲歩を引き出そうとしているんですからねえ。アメリカがイラクを攻撃したがるのは、ブッシュの個人的な因縁と、イラクの石油資源を狙っているからだ、ということは、合衆国政府が認めなくても、世界中のほとんどの人が、感じ取っていることでしょう。そんなことの為に人を殺すという行為が、人道にもとり、倫理に反することは、明々白々です。でも、ブッシュはそれをやろうとしている。

しかし、よく考えてみれば、現在の米国は、その気になれば世界制服もできるだけの力を持っています。にもかかわらず、それを無理押しするということはしていません。とにもかくにも、「イラクによる大量破壊兵器開発の阻止」なんて名目をあげているんですね。

結局のところ、ブッシュも倫理のカケラは持っており、言葉と論理の力が、戦争を抑止する働きをしているという事実はあるのでしょう。

ねずみの花嫁流に言えば、世界で1番強いのは、ロゴスである、ってことになりますねえ。