1,2,3,その次はたくさん、って

未開の人たちを馬鹿にする話でよく出てくるんですが、実は、人間、一度に考えられるのは3つまで、ということも事実だそうです。つまり、我々のアタマでも、3つ以上は「いっぱい!」ってわけですね。

このため、「3要素」というのが、さまざまな局面で語られるようになります。栄養の3要素とか、肥料の3要素(窒素、燐酸、カリですね)とかね。飲む、打つ、買う、なんてのもありました。他人に何かを伝えようとするときも、3項目に絞って伝えるのが効果的なんだそうです。

「温泉学」という本を読んでいたら、「温泉の3要素」ということが書かれていました。何だか判りますか? 温度、湯量、成分の3つが温泉の3要素なんだそうです。

コンピュータを構成するLSIチップにも3要素があるように思います。つまり、CPU,メモリー、周辺制御装置ですね。で、これらを結ぶのが「バス」と呼ばれる配線で、これにも3つのバスがあります。データバス、アドレスバス、コントロールバスですね。

和音は3つの単音で構成されます。それぞれの単音の周波数が簡単な比率になっているとき、人の耳には心地よい和音として響くんだそうです。実は、ドレミも、単純な比率で作るやり方がありまして、これを「純正律」と呼びます。それぞれの関係は、ド:1、レ:9/8、ミ:5/4、ファ:4/3、ソ:3/2、ラ:5/3、シ:15/8、ド:2 となります。純正律にあわせた楽器は、和音が綺麗に響くという特徴があるんですが、C調とF調では、調律をやり直さないとまずいという大変さがあります。これに対して、普通に使われている平均律は、それぞれの半音間の比率を2の12乗根としています。これが、純正律の比率に非常に近いということは、電卓をたたいてお試しください。

おおっ、楽音の3要素というのもありましたね。高さ、強さ、音質。なーるほど。