情報の流れが加速すれば、ウィン・ウィン戦略が有利に?

人の安全に関わる問題で、情報を隠蔽するという問題が、最近相次いで起こっています。

古くは雪印の食中毒事件、最近では浅田農産の鳥インフルエンザや三菱自動車の欠陥隠し、

こういった問題を隠すこと、これは、企業の損失が避けられると思ってやるのでしょうけど、こういう行為、ブランドを信じてその製品を購入する客を欺いているのですね。だから、騙された顧客、危なく騙されずに済んだ人、そのブランドは避けるようになる。

まあ、企業の存亡に関わるような大問題であれば、新聞が報じる。でも、それほど大きくない問題でも、インターネットが報じてしまう。最近では徳島県が残留農薬の検出されたすだちを出荷し続けたなんてニュースもありました。こんなニュースを見た人、スーパーの棚の野菜に「徳島産」と書いてあったら、避けるかもしれません。もちろんそれは正しい判断で、管理のいい加減な県の食品、あえて選ぶ理由がありません。

しかし、問題の隠蔽行為、結果的に損だから止すべき、という問題でもない。

情報が伝わってしまうし、広がってしまう。これが当たり前のようになれば、取引相手を騙して利益を得る、というような商売、成り立たなくなるんですね。結局の所、関係者全ての利益になる組織だけが、情報化社会の中で生き残れるわけです。

こんなやり方、既に名前が付いておりまして、それが「ウィン・ウィン経営」、ウィンというのは、勝つという意味でして、取引相手も勝つし、自分も勝つ、そうすれば、企業は永続的に発展することが出来ると、そういう、うまい話なんですね。

もちろん、こんなことが出来るのは、その組織が価値を生み出しているから。生産会社であれば、その会社独自の技術をもっているとか、流通企業ならば、どこに良い品物があり、どこにそれを求める客がいるか知っているとか、あるいは、組織運営の方法であるとか、人に感銘を与える経営者に率いられているとか、まあ、その組織なり、企業なりの存在が、社会にとって価値あるものじゃなくちゃ、こんな世界では生きていくことは出来ないんですね。

一方、その情報に関わる企業なんですけど、これ、ちょっとひどいですね。特にひどいのが迷惑メイルで流す宣伝。こんなやりかたで、儲かってる所、あるんでしょうかね。まあ、迷惑メイルを送るソフトやアドレスは売れてるかもしれない。普通の人は買わないけど。でも、それ以外の怪しげな薬やビデオや有料情報、果たしてどれほどの人が利用するものだか。まあ、最初の頃には、怪しげなメイルも一応、目を通す。でも、こんなに来たんじゃゴミ箱直行。

無料メイルサービスに関わる企業やプロバイダにも、この対策、必要ですね。通信量が多ければよい、という問題ではない。そのサービスが利用者にとって、どれだけの利益をもたらすか、それを、サービスする側は考えなくちゃいけないんですね、

幸い、電気通信業界は自由競争の時代になりました。利用者に不利益をもたらす企業は、いずれ淘汰されていくでしょう。どこのサービスが快適か、なんて情報が、これからは有用なものになるのでしょうね。