DVD「涼宮ハルヒの憂鬱」雑感

涼宮ハルヒの憂鬱、アニメDVDがついに全巻発売になりました。全部をみたところで、感想などを述べてみたいと思います。

まず、以前書いたことですが、DVD版とTV版では順序が異なっております。これ、最初にDVDを見たときは、どうせ売れやしないだろうと、間引きして3巻だけ発売したのかと思いましたが、それにしてはDVD版のストーリーも完全に繋がっておりまして、大いなる謎であったわけです。

でも、小説版を全巻読んでみた結果、最初の3巻は「涼宮ハルヒの憂鬱」の内容でして、TV版はこれに他の巻のお話を挿入した形でできていたのですね。

だから、DVD版がある意味正しい順序でして、最初の3巻が小説版「憂鬱」、4~6巻がその後の巻にあります話、第7巻、これはどこから取った話なのでしょうね。この先出版される分でしょうか? ま、文庫本は雑誌に比べると相当な遅れを持って出版されていますからね。

それにしても7巻のお話、ちょっと見ただけではパシリとセクハラ、まあ、最近学校に流行るもの、イジメのお話、ではなかろうか、なんて感じを受けてしまいそうですが、そこはそれ、DVDやら小説やらをきちんと読み込んでおりますと、表面的には荒涼とした心象風景なのですが、その裏に確固たる使命感と裏腹の物悲しさが漂う青春ドラマが潜んでいる、なかなか良い話ではあるのですね。

でもこれ、キョンの語りを主体としておりますこの物語の構成からは、かなり逸脱した話。なにぶん、みくるをいじくる部分は、キョンの不在をいいことにしたハルヒの陰謀。キョンの語りは、ストーリーの構造上、ありえない話であるわけです。ですから、キョンの視点をベースとした小説には、少々、し難そうな話ではあります。と、いうことは、これ、アニメオリジナルの挿話、でしょうか? ふうむ。謎は謎を呼び、、、な~んてね。どうでも良いこっちゃ。

さてこの7巻、初回限定版を購入しようと思ったのですが、近所のレコード屋には全然ありません。結局秋葉でやっと手に入れたのですが、どうしてでしょうね。ちなみにアマゾンでは既に定価を上回る値で販売されていますが、秋葉で手に入るといっても、電車賃を加えると、非常に高いものについてしまいますので、ま、妥当かな、という感じです。

ちなみに7巻の一押しはエンディング特別バージョン。これは多分、通常版にも付属すると思うのですが、三人娘の踊りが最初から最後まで見えておりますエンディングでして、ハルヒのエンディングを今年の忘年会(!?)で披露しようなどと考えておられます諸兄には、見逃せない一品となっております。でも、少々絵も荒く、マニア的視点からはパス。忘年会でご披露のおじ様には良いかもしれませんけど、普通のマニア向けには、もう少し作り込んでいただきたいと思わせる代物、ではありました。

あ、それよりも第7巻の特典映像の特記事項は、京アニのルポ。事務所の壁の木目の美しさをとくと鑑賞あれ。ってのは冗談ですが、京都アニメーションの良い雰囲気を伝えております。一見の価値がありますよ、コレは、、、

ちなみに、第1巻の初回限定版はアマゾンの最安値が13,000円。定価の倍近い価格が付いております。上のリンク、7巻は在庫あり、などとなっておりますが、本当でしょうか? ひょっとすると儲けモノ、かも、、、確か、Vol.7は、4,800の奴が7,000くらいで売られているのではないでしょうか。ま、売り損なっても、責任は持ちませんけどね。

さて、初回限定版の魅力ですが、パッケージの絵がすばらしい。このブログの頭には、初回限定版の画像(クリックすると購入することもできます。売り切れの奴もあるのですが、、、)を置きましたが、アニメに登場いたします女子キャラが、なぜかみなレモンを持って、気合を入れたポーズをとっているのですね。ま、ハルヒに関しましては、少々、気合の入れすぎ、かも知れませんけど、、、

正式団員は1,3,7巻。特に3巻の朝比奈みくるが出色の出来でして、飾っておきたいくらいですね。7巻の長門有希は、ちょっと髪が乱れているのが有希っぽくないのですが、このイラストのテーマが全体に動きを含めている関係で止むを得ない面があるのかもしれませんね。長門と動きとなりますと、なかなかに、なじみ難いものがあるわけでして、、、

その他の雑魚キャラ(?)では、5巻の妹がちょっと良さげ。小学生という弱点はシャミセンを加えることで補っています。5巻は孤島症候群が入っておりまして、小説版と異なり、アニメ版は妹が付いてきますので、この巻に含めることは妥当でしょう。

5巻は、小説版をお読みの方にも一見の価値があります。といいますか、少なくとも、ミステリとしての完成度は、アニメの方が小説よりも数倍上、なのですね。小説版で釈然としない方には、アニメ版を鑑賞されることをお奨めいたします。初回限定版の需給動向に照らしましても、1巻、7巻に次いで品薄となりそうなのは、この5巻なのですね。

4巻の喜緑江美里さんも、なかなか良さげです。この方、ミステリックサインの依頼人で、アニメ的には余り印象に残らないキャラなのですが、悪くないですね。小説では「憤慨」にも出てきますので、アニメの続編に期待したいところです。

第6巻の鶴屋さんは、例の焼きそば喫茶のメイド服姿です。ちょっと顔が迫力に欠ける感がいたします。2巻の朝倉涼子には少々失望。アニメの絵の方がはるかに魅力的なのですね。なんか、パッケージのイラストはハルヒ的な雰囲気すら漂っています。これ、ハルヒじゃない、ですよねえ、、、

ちなみにこの5巻、アニメのアニメであるが故の利点を100%発揮しております。なにしろ小説版では、音楽は入らない。ハルヒの演奏がまた実に良いのですね。ライブ・ア・ライブ、音があるとないとじゃあ雲泥の差です。

そのほか、雨が降って、手持ち無沙汰のテントの売り子が上を見上げて音楽に聞き入る姿も、なかなかに雰囲気があります。また、射手座の日々もなかなかに良い出来です。このDVDは、買って損のないDVDではないでしょうか。

第1巻はハルヒ、なのですが、これだけは初回限定版を入手しておりませんので、コメントは控えておきましょう。ま、その他をそろえてしまうと、なんとなく第1巻の限定版も欲しいような気もするのですが、通常版を手に入れた上で、倍の値段で買うほどの気も起きないのですね。ま、悪い物でもない、とだけは断言できますが、、、

さて、アニメDVDの続編が出された場合の予想ですが、第1巻キョン、第2巻古泉、その他、国木田、谷口、コンピ研部長に担任の岡部、これだけそろえれば、全7巻くらいカバーできそうです。レモンに代わるアイテムは、、、ま、大根くらいでどうでしょうか。

って、これじゃあ売れそうもないですね。やはりここは女子キャラで、水着や浴衣、スキーウエアなどの、内容に関連する衣装で登場していただくしかなさそうですね。ま、これなら大いに期待。財布の紐も緩もう、というものです。