相場を読む:今年の回顧と来年の予想

このブログでは、折に触れて相場を読んでまいりました。本日は大納会ということでもありますので、今年一年を振り返るとともに、来年を見通してみることといたしましょう。

まず、日経平均ですが、2年チャートをみれば一目瞭然、昨年12月頭の高値から下げに転じ、本年2月には春節明けの中国市場に対する懸念から15,000割れに至っております(2月12日)。

その後は、BREXITなどの波乱要因もあり、一進一退を繰り返しましたが、11月9日のトランプ氏の大統領選勝利という大波乱のあと持ち直して、年初来高値を更新するに至っております。まあ、12月の終わりにかけて多少下げ、本日も日経平均はマイナスで引けておりますが、欲を言わなければ上々の出来といったところでしょう。

個人的には、昨年夏の高値でほとんどをキャッシュポジションに移していたのですが、昨年9月の読みに従い、2月の大幅な下げで1/3だけ株式に移しております。この時有望とみましたのがトヨタで、トランプ氏の勝利は逆風となってしまったのですが、ディーゼルの苦境に照らしてハイブリッド有利と読みましたことは、最近のBloombergも伝えておりますように、良い読みであったといえるでしょう。

さて、2月の読みも、結果的にはメインシナリオ通りの展開となりました。まあ、実際に期待していた展開は、一旦大いに上げて、そのあとで底が抜けるというものだったのですが、そうそううまい話はありません。このような展開は、まあ、合格点が出せるのではないでしょうか。

問題は来年なのですが、これは大波乱の年になるのではないか、と予想しております。つまり、チャンスも多い代わりにリスクも高い年になりそうだ、ということですね。

正月には、トランプ大統領が誕生し、おそらくは、マーケットに良いメッセージが発せられるのではないかと期待しております。

一方、中国からの資金流出は止まず、中国のバブル崩壊のリスクは依然としてハイレベルにあります。また、イタリアをはじめとするヨーロッパの金融は依然として脆弱性を抱え、更には、トランプに続けとばかりにポピュリズム政党躍進の動きもあります。EU解体の危機が高まる可能性だって、全くないとはいえません。

このような経済危機のリスクが高まる一方で、トランプ氏の立ち位置は内向きであり、経済危機に対する救済措置はあまり期待できないと考えざるを得ません。

と、いうことは、ひとたびことが起これば問題が深刻化する可能性が高い、ということですね。ざっくりいえば、日経平均は、高値が2万円を超えることもあろうけれど、1万円割れも覚悟しておかなくてはいけない、といったところでしょう。

ここは、資金投入は小刻みにして、高値では躊躇なく売り、底値を確実に拾う、という戦略でことに臨むのがベストと考えております。前回の読みを継続し、慎重に取り進めることといたしましょう。

なお、いうまでもないことですが、以上は私の個人的な見方であり、内容の正確さを保証するものではありません。投資される方は、個々のご判断に従ってそれぞれの責任の下に行動されるよう、よろしくお願いいたします。

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