イケハヤ師の借金問題について

イケハヤ師が借金を断られたというニュースが波紋を広げております。本日はこれについて、私の思うところを簡単にご紹介しておきます。

経緯と現状

この問題に関して、「なぜ預金のある人がわざわざお金を借りるの?」というエントリーを広瀬氏がBLOGOSにあげておられます。

で、なぜかこれによく似た記事をイケハヤ師が再び書かれております。更にはこんなのも。もしかすると、気にしているのかもしれない、、、

今朝の読売新聞朝刊に、銀行の融資の審査を機械的に行うようになったという話が出ておりました。これ、銀行にとりましては、相当に深刻な話であるように思えます。

つまりは、たとえば楽天は、自社経由で販売している会社の売り上げを把握している。だから、これらの会社の経営状況が手に取るようにわかるのですね。ならば、融資できるかどうかの判断も、かなりの精度で可能ということになります。

そうなってまいりますと、たとえばアマゾンは、金融に進出することもできるし、融資審査のコンサルティングサービスもできる。審査のサービスをするかしないかはアマゾン次第であるわけで、既存の金融機関にしてみれば、相当な危機的状況になっていると思わなくてはいけません。

まあ、同様のことは、コンビニやスーパーを経営している会社でもある程度わかりますし、商社などはもっとよくわかるかもしれませんね。いずれにせよ、この先は、情報をもっているところがそれをどう使うか、どのようなアライアンスを形成していくのか、という点が鍵になるでしょう。

それにしても、イケハヤ師も田舎の銀行など相手にするのがどうかしているのであって、こういうところは、ネットビジネスなど、まず理解しちゃいません。

地方の地銀や信用組合は、地方で旧来から展開しているビジネス向けに、細々と事業を継続しておればよいわけで、これはこれで、シュリンクはしていくのでしょうけれど、なくなる世界でもありませんから、ずっと先まで細々と生きておれば宜しい。未来のある若者が関わるべき世界ではないのですが。

借金の意義

さて、広瀬氏の主張は簡単。借入金利を上回る利益が見込めるならば、借金は正解、ということですね。全く同じ内容をイケハヤ師が主張していることはご愛敬です。

私の考えも、まあ、似たようなものなのですが、ちょっと違うポイントは、ビジネスには遊びが必要であるということ。つまり、遊んでいる土地、遊んでいる従業員、遊んでいるビジネスプラン、遊んでいるお金、等々、新しいビジネスを始めるときは、遊んでいる経営資源を組み合わせることが必要になります。

で、ないものは外部から調達する。土地がなければ買う、従業員がいないのなら雇う、ビジネスプランがないのはどうしようもありませんけど、お金がないなら借りればよいのですね。

ここで、お金というものは、資産を貨幣評価して総額でいくら、という把握の仕方もあるのですが、遊んでいるお金がいくら、という把握の仕方もあるのですね。帳簿上の資産は、全ての形の資産が計上されるのですが、すぐに使えるのは現金か預金だけですし、運転資金に手を付けるわけにもいかないのですね。

たとえば、一億の資産があっても、それが貸家という不動産であって、これを売って得る額の借り入れに対する金利以上に月々の家賃が入ってくるなら、これを現金化することは得策ではない。新たなビジネスを起こすためにお金が必要なら、この貸家を担保に必要なだけのお金を借りれば、大抵は、家賃よりもはるかに低い利息で必要な資金が調達できるのですね。

イケハヤ師が「お金はある」という時、たぶんそれは、遊んでいるお金の意味ではなく、帳簿上の資産総額から借入金を差し引いた、ネットの資産(自己資産分)を意味しているのではないかと思いますよ。

まあ普通、遊んでいるお金、というものはあまりない。きちんと資産管理をしているなら、余ったお金は、たいてい何かのために使っている。つまり、有効に利用しているのですね。そして、高い利回りを得るような投資先は、いざ現金が必要になってもなかなか現金化は難しい。不動産投資などは特にそうなのですね。

イケハヤ師が何をやっているのか、私にはわかりませんから、はっきりとしたことは言えない。でも、イケハヤ師のやらんとしていることが、そうそう間違ったことでも、恥ずかしいことでもない、という可能性は、かなり高いのではないかと思いますよ。

それをここで、「や~い、借金断られただろ~」なんていう批判におたおたしているところが、イケハヤ師らしいところでもあるのですが、、、

ほっときゃいいのではないか、と私などは思ってしまうのですけどね。

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