マクロス・フロンティアの異文化コミュニケーション

ポストモダンがあきらめていた異文化コミュニケーションですが、その鍵が普遍的コミュニケーションにあるということは、異文化コミュニケーションの世界の常識、といえるでしょう。そういえば、マクロスFのテーマの一つは「伝えたいものがあるの」ですね。

このアニメ、ひょっとするとものすごいアニメではないでしょうか。「血」に対するアルトの否定的態度は「民族」を否定するものであり、普遍的社会関係を目指すというのでしょう。そして、普遍的コミュニケーションがもう一つの隠れたテーマとして浮かび上がってきているのですね。

なんと、アルトが共存不能とみなす敵(バジェラ?)も、ランカにはメッセージを伝えられるかも知れない相手であるようなのですね。

まあ、こういう考え方は非常に重要なことでありまして、ネットの世界も、その先にどんな人がいるかは、はかり知れないのですが、メッセージが伝わることを信じて発信しているのですね。もちろん、その際は、普遍性を心掛けることも大事なのですが。

と、いうわけで、マクロスフロンティアの哲学は、単にディオニュソス的なるものを越えた、ポストモダンの限界すら打ち破る、まさに21世紀の始まりを告げるにふさわしいアニメであるのかもしれません。

まあ、ニーチェを超えたアニメというのは、なかなかにすごいアニメであるような気もする次第であります。

さて、後世の人は「21世紀は9月11日に始まった」などというのかもしれませんが、それも良いでしょう。この日こそ、ポストモダンが終わりを告げた日であった、ということになるのではないかと私は理解しておりますから。

そればかりか、9月11日は20世紀文化の終わりを告げた日であって、「本当の21世紀はマクロスフロンティアの放映開始から始まった」ということになるのかもしれませんよ!

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